アルゴンUE4/UE5&アプリ開発日記

UE4/UE5の機能やプラグインを紹介します。初心者や中級者向けになってます!!

【UE4】4.25でNiagaraを使ってエフェクトを作っていこう(その1)

4.25でNiagaraが正式版に変わりました(^ω^)

今回はUE4の4.25のniagaraを使用してエフェクトを作ってみます。

まずは仕組みや動作について説明していきます。

UE4.25を使用しています。

リリースノートのリンクは下記になります。

docs.unrealengine.com

Niagaraでのエフェクトの仕組みについて

Naiagaraは主に・エミッタ・スクリプト・システム・パラメータの4つを、

メインに使用してエフェクトを作り上げていきます。

それぞれ大まかな役割が決まっているのでそちらも紹介していきます。

Niagaraエミッタ

Niagaraエミッタ

Niagaraのエフェクトがどのように表現するかや実行されたアクションなどを、

設定するのがNiagaraエミッタです。

エミッタの中ではエミッタの設定やどのぐらいエフェクトを出力するか、

発生するタイミングや動作などを設定します。

Niagaraスクリプト

Niagaraスクリプト

Niagaraスクリプトでは動作を作ったり設定を書き込んだり動かしたりします。

エミッタにセットすることでエミッタの動作を決めたり、

視覚効果などを与えたりすることができます。

いろいろな種類があるのでそちらも紹介していきます。

 

Niagaraシステム

Niagaraシステム

Niagaraシステムは複数のエミッタをまとめて、
1つのエフェクトにしてくれるファイルになります。

エミッタをレベル(ゲーム内の画面)に配置したりすることはせず、

ナイアガラシステムを配置してゲーム内に表示します。

Niagaraパラメータコレクション

Niagaraパラメータコレクション

Niagaraのパラメータや設定される数値をしておけます。

エミッタで設定して使用して、スクリプトの更新でも変更できます。

大まかにこの4つを使用してNiagaraのエフェクトを作成していきます。

この四つの関係性を図にしてみました。

Niagaraの設定

Niagaraの設定

実際にNiagaraのシステムを使ってエフェクトを作ってみましょう。

Niagaraのエミッタとシステムをいじってみよう。

実際にNiagaraのエミッタやシステムファイルなどの追加をしていきます。

コンテンツブラウザで右クリックして、

FXの中にNiagara関連のファイルがあるので追加できます。

Niagara一覧

Niagaraファイル一覧

まずエミッタを追加していきます。

今回はテンプレートに基づく新しいエミッタを選択して、

新しいエミッタを作成していきます。

エミッタの選択

エミッタの選択

今回は最初から少し下の方にあるFountainを使用してみようと思います。

下から粒子が噴き出すようなテンプレートになっています。

Niagaraのテンプレート

Niagaraのテンプレート

テンプレートを作成するとコンテンツブラウザにエミッタができるので、

そちらのファイルをダブルクリックします。

ダブルクリックするとエディタ画面ができます。

Niagaraエミッタ編集画面

Niagaraエミッタ編集画面

選択項目で各種設定を行い、パラメータなどの設定を行っていきます。

各種パラメータの設定などが行えます。

このパラメータにスクリプトやパラメータを設定します。

Niagaraの設定タブ

Niagaraの設定タブ

大まかにエミッタの設定・エミッタのスポーン・エミッタの更新

パーティクルのスポーン・パーティクル更新・レンダリングなど

役割がそれぞれ異なります。

今回は1からエフェクトを作成するわけではなく、

テンプレートを少し変更するところまでの説明になります。

※細かいスクリプトの変更などはその2でやります。

エミッタ発生量の変更

エミッタ発生量の変更

初期設定では100だったところを1000にします。

これでエフェクトの量が表示される量が増えます。

あとは色に変化をつけてみましょう。

ScaleColorという箇所があるので、そちらの値を変更してみます。

色の下矢印からCurve for vector3'sを選択して色を変更します

エミッタの色を更新する処理

エミッタの色を更新する処理

今回はキーのタイミングを2か所用意して色を変更しています。

完成するとこんな感じになります。

作成したエミッタ

作成したエミッタ

あとはシステムの方でエミッタを呼び出します。

エミッタと同様にコンテンツブラウザから追加します。

ナイアガラシステムを追加

ナイアガラシステムを追加

追加が完了したらそのファイルを追加して、

右クリックを押してメニューを開き、

エミッタの追加→今回作成したエミッタのファイルを選択します。

※システムの詳細な使い方についてもその2で説明します。

ナイアガラシステム画面

ナイアガラシステム画面

Niagaraの作成できたので実際にマップに配置すれば完了です。

実際に動かしたのは下記になります。

すごくだらだらと長くなってしまいましたが、

以上でその1(どういったファイルがあるのか・どんな意味があるのか)

などを少し書かせていただきました。

その2では簡単な魔法陣の作り方を紹介しています。

argonauts.hatenablog.jp