アルゴンUE4/UE5&アプリ開発日記

UE4/UE5の機能やプラグインを紹介します。初心者や中級者向けになってます!!

【UE4】映像をレンダーテクスチャーで投影する方法

今回行ったこと

今回はカメラで投影された映像をTextureにして、

書き出す処理を作成してみました!

そのやり方とかを紹介してきます。

工夫すれば使い所があると思うので是非活用してみてください!

※ドキュメントやサンプルもちゃんとあります!!

実装の手順の紹介

1.SceneCapture2Dを配置して投影する映像を設定する。

2.TextureTargetを作成し、SceneCapture2Dに適応する。

3.TextureTargetからマテリアルを書き出す。

4.マテリアルを設定して壁などに合わせる。

以上の工程で勧めていきます。

カメラの映像を取得してマテリアルを作成する

まずはSceneCapture2Dのカメラを配置します

モードタブから『2D』で検索すると出てきます。

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 次に描画ターゲットのファイルを作成してSceneCapture2Dに当てはめます。

描画ターゲットを新規作成するには、コンテンツのマテリアルから選択出来ます。

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 描画ターゲットを作成したら、先程設定した『SceneCapture2D』の詳細に、『TextureTarget』に当てはめます。

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当てはめると描画ターゲットの情報が更新されキャプチャーされるようになります。あとは描画ターゲットから新規マテリアルを生成して完了になります。

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マテリアルを適応してみる。

今回は例としてジオメトリにテクスチャを適応して表示してみます。

見やすい感じで設定しておきます。

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 マテリアルを適応すると同じ画面が何個も表示される形になるので、

サーフェスプロパティで、一枚で表示するようにします。

・適応前

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・適応後

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ここまで出来ればあとは動作を確認して完了です。

動きに合わせてレンダリングしてくれるのでだいぶ使い勝手がいいです。

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少しわかりにくいですが動かしたものをtwitterであげておきました。

カスタマイズ例や使い所・注意点について

・マテリアルから改良することができる。

マテリアルエディタから編集ができるので便利( ・`д・´)

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・投影してるカメラもブループリントで動かせる。

カメラのほうをブループリントから動作させたり出来るので便利(゚∀゚)

回転させたり移動させたりとか出来ます!!

 

説明はこれで以上になります。わかりにくいところがあればコメントお願いしますm(_ _)m

【UE4】プロジェクトのアップデートとアセットの引き継ぎについて

UE4でのマイプロジェクトのアップデートについて

 今回はプロジェクトのアップデート方法とアセットの引き継ぎ(UE4のバージョン互換性なしの場合)の方法を少し紹介します。

まずプロジェクトを切り替える前に、エンジンスロットにインストールする必要があります。どのエンジンもない場合はスロットの追加でバージョンを選択して追加してください。

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そこまでできたらあとは、Unreal Projectのフォルダ(Windows版だとMy Document)の所からバージョンを切り替えたいプロジェクトのフォルダを開きます。

 

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拡張子が.uprojectのファイルを右クリックすると、Switch Unreal Engine version...を選択すると、エンジンスロットにあるエンジンの中からバージョンを選択できます。

互換性のないエンジンにアセットを移行する方法

4.15がリリースされてアセットが対応していないものがあるかと思います。

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このようなアセットを最新のエンジンに合わせる方法を紹介します。

※今回の方法はエラーや警告などが出ることがあります。

まず互換性のあるプロジェクトを作成します。

そのプロジェクトにアセットを追加します。

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※今回はMixamo Animation Packというアセットを活用しました。

www.unrealengine.com

アセットを追加されたことを確認しておくといいかもしれません。

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あとはこのプロジェクトのエンジンをアップデートします。

プロジェクトをアップデートし終わったら、一度起動して動作確認しましょう。

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ひとまずエラーなく動きました!!

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Mixamo Animation Packのキャラクターを当てはめて動作させます。

※エンジンのバージョンは最新の4.15でテストしています。

一旦キャラとアニメーションブループリントを差し替えても動作しました。

Ver.4.10以降からサポートされてなかったので、不安でしたが動いて良かったです(^o^)

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今回やったことのまとめ

・エンジンの切り替えがとても楽!!

・昔のアセットを旧プロジェクトに入れてエンジンVer.を変えれば動くものもある。

・必ずしも全て動くわけではないので注意(重要)

今回移動したアセットは他のプロジェクトでもそのままファイルをコピペして動くかどうか試していないので後ほどやってみようと思います。