アルゴンUE4/UE5&アプリ開発日記

UE4/UE5の機能やプラグインを紹介します。初心者や中級者向けになってます!!

【UE4】4.25のThinTranslucentシェーディングモデルを試す

UE4の4.25出てます(^ω^)!

今回はUE4の4.25で追加された、

透過性マテリアルのThinTranslucentシェーディングモデルを

試してみようと思います!!

UE4.25を使用しています。

リリースノートのリンクは下記になります。

docs.unrealengine.com

半透明のマテリアルの設定

まずはマテリアルを追加します。

右クリックでマテリアルを選択してマテリアルを追加します。

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マテリアルを追加したらマテリアルの詳細項目であるマテリアルの、

BlendModeをTranslucent(半透明)モードに変更します。

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ブレンドモードの設定

ブレンドモードを設定してベースカラーと、

オパシティ(不透明度)のノードをそれぞれ設定します。

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ベースカラーとオパシティのノード

こちらの方の設定を行うとこんな感じの半透明の設定になります。

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半透明のマテリアルの結果

上記のマテリアルの設定からLightingModeを変更して、

メタリックやラフネスなどを設定してみます。

LightingModeでSurfaceTranslucencyVolumeを設定します。

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LightingModeの変更

設定することでマテリアルにメタリック、

スペキュラ・ラフネスなどの設定が行えるようになります。

マテリアルに設定しましょう。

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メタリックやラフネスを設定した場合のノード

実際に設定したマテリアルに関してはこのような形になります。

ガラスのような表現ができます。

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Surface TranslucencyVolume

次はThinTranslucentを使用した場合の説明になります。

ThinTranslucentの使用

4.25でShadingModelでThinTranslucentを設定することができます。

Thin Translucentを使用する場合はLighting ModeをFowardShadingに、

変更する必要があります。

マテリアルの詳細パネルのマテリアルと透過処理の設定を変更します。

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ThinTranslucentのマテリアル設定

設定を完了したらベースカラーのノードを外して、

ThinTranslucentMaterialOutputに接続します。

ノード検索で「thin」で検索に引っ掛かります。

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ThinTranslucentMaterialOutputのノード設定

これ以外は上記のマテリアル設定とは違いがありません。

実際に設定したマテリアルについては下記のような見た目になります。

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ThinTranslucentの場合のマテリアル

実際にThinTranslucentを使用していない場合と、

使用していない場合のマテリアルを並べてみました。

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適応時の表現

シェーダーの複雑度ではThinTranslucentのほうが高いので、

多くの場所で使うという感じではなく、

よりきれいに表現したい要所要所で使うのがいい???

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シェーダーの複雑度のレベル

実際に動かしたものは下になります。

色付きの透明の表現を使う際にはぜひ活用したいと思いました!