MetahumanCreaterがUEエディタで操作できる!
UE5.6からMetahumanCreaterがUE上から、
活用できるようになったため、
今回の設定方法や各種いろいろ行えるようになります。
※キャラクター出力などは次回になります。
今回はキャラ設定に特化してますので出力時のエラーなど、
気になる部分は次回説明します。
※UE5.6機能になります。
※書き間違え等あればコメントください!
※実際に動作させたのはこちらになります。
プラグインの有効化について
実際にMetahumanCreaterを活用する前に、
Pluginを追加する必要があります。
まずメニューバーの編集 → プラグインを選択して、
プラグインダイアログを表示します。

検索から「meta」で検索して、
MetaHuman Creatorを選択してチェックを入れます。

これでプラグインの適応が完了しているかと思います。
コンテンツブラウザで右クリックして
「metahuman」の項目が追加されているか確認しましょう。
追加されていれば問題なく適応されているかと思います。

キャラクターを作ってみる
※今回の記事は内包されたMetahumanCreaterで1から、
キャラクターを作成することに特化しているので、
ボディや頭設定にあるインポートやテンプレートは割愛してます。
下記公式ページなどを見るのがよいかなと思います。
実際にキャラクターなどを作ってみようかなと思います。
まずはコンテンツブラウザで右クリックして、
MetahumanCharacterを選択します。

選択したらMetahumanCharacterのファイルを開きます。
ファイルを開いたらMetaHumanの画面を開きます。
開いたら面の割られたキャラクターの見た目が出てきます。

MetahumanCharacterの設定ウィンドウで、
各タブや他設定の項目などを紹介していきます。
一番左の所から説明していきます。
まず縦に並んでいるものを紹介します。
プリセット→ 用意されているキャラクターのプリセット画面切替
ボディ → 頭の形などを設定する画面切替
マテリアル → 肌の質感や目の虹彩などを変更する画面切替
髪と服装 → 髪や服装の切り替えなどの画面切替
アセンブリ → キャラデータの出力画面切替
その横隣りが一番左で設定した項目に合わせて、
Characterの設定を変更する場所になります。
隣の画面はキャラクターが見えている画面でその上は表示変更です。
キャラクター表示の右には各種プレビュー表示切替用のタブがあります。
こちらで髪の毛や他のものの表示切替が行えます。
Animation Controller → アニメーションの切り替え
Grooms Preview → 髪の毛の表示・非表示切替
OutfitClothing Preview → 服の表示・非表示切替

それでは実際にキャラクターを作っていこうと思います。
今回は白髪交じりのおじさんキャラを作ってみようかなと思います。
まずは頭の形から作成していこうと思います。
今回は3人の男性キャラをミックスして作成します。
すべてのアセットからベースのキャラをドラッグして追加します。

顔の形は各種編集点の部分をドラッグアンドドロップして、
形を成型していきます。
上・左下・右下のカーソルが近いほど大元のキャラクターに、
近いキャラクターの形になります。
ブレンドの設定のパラメータの説明をしていきます。
サイズ → 移動箇所のサイズの変更
対称操作 → チェックのONで左右対称に移動、OFFで片方操作箇所のみ変更
BlendSpace → Bothなどで各種操作の形の変化
Head Scale → 頭の大きさ
ヘッドパラメータリセット → 頭の形をリセット
首をボディに合わせる → 頭の大きさに合わせて首の大きさも合わせる

トランスフォームの項目も選択します。
トランスフォームでは各種編集点から移動・回転・拡大縮小を、
行うことができるようになります。
各種設定パラメータなどは下記になります。
ギズモ切替項目 → 移動・回転・拡大縮小ギズモに変更
サイズ → 移動箇所のサイズの変更
速度 → 操作時の変更動作
対称操作 → チェックのONで左右対称に移動、OFFで片方操作箇所のみ変更
ドラッグ中に非表示 → ギズモが表示されない
ヘッドパラメータリセット → 頭の形をリセット
首をボディに合わせる → 頭の大きさに合わせて首の大きさも合わせる

スカルプトもトランスフォームと同様各種、
移動箇所を選択して動かすことで顔の形を変更します。
※設定項目もブレンドやトランスフォームと変化ないので割愛します。
続いて歯とまつ毛の項目になります。
一つの設定画面で歯とまつ毛を切り替えて設定します。
歯の形などをまず設定変更します。
歯の箇所を選択して移動して形を変更することができます。
Variation → 歯の形の変更値
Jaw Open → 口の開けてる大きさ

まつ毛に変更した場合にいくつかのまつ毛に変更できます。
7種類のまつ毛のモデルを選択できます。

続いてボディ周りの設定を紹介します。
ボディ周りのブレンドに関しては顔の形を作る際と同様の設定になります。

ボディの細かい設定の項目をしていきます。
ボディに関しては下記の設定があります。
※パラメータに関してはダブルクリックして値を入力したり、
スライダをドラッグして変更することが可能です。
◎グローバルカテゴリ
Masculine/Fimeinine → 男性的か女性的か(-2で設定)
※数値が低いほど男性で高いほど女性
Muscularity → 全身の筋肉量(-0.78で設定)
Fat → 脂肪率(-0.91で設定)
Height → 身長の高さ(162.1)で設定
◎胴体上部
Across Shoulder → 肩幅の大きさ(32.27で設定)
Shoulder to Apex → 胸から肩の天辺までの長さ(23.07で設定)
Front Interscrye Length → 胸の幅による腕の位置の間隔(34.66で設定)
Chest → 胸囲(96.71で設定)
Bust Span → バストサイズ(19.93で設定)
Underbust → アンダーバストのサイズ(87.54で設定)
Neck to Waist → 首からウエストまでの長さ(32.71で設定)
◎胴体下部
Waist → ウエストの大きさ(71.15で設定)
High Hip → 腰の大きさ(73.01で設定)
Hip → おしりの大きさ(76.16で設定)
◎首
Neck → 首の太さ(34.95で設定)
Neck Base → 首の根本の太さ(35.84で設定)
Neck Length → 首の長さ(6.08で設定)
◎腕
Upper Arm Length → 上腕の長さ(33.52で設定)
Lower Arm Length → 前腕の長さ(26.06で設定)
Forearm → 前腕の太さ(27.41で設定)
Bicep → 上腕の太さ(31.76で設定)
Elbow → ひじの大きさ(27.37で設定)
Wrist → 手首の太さ(17.41で設定)
◎脚
Inseam → 足から股下までの長さ(57.088で設定)
Thigh → 太ももの太さ(44.05で設定)
Knee → 足回り全体の太さ(32.98で設定)
Calf → 脹脛の太さ(36.512で設定)
◎その他設定情報
Show Measurements → 各種変更箇所サイズを表示

続いてマテリアルの項目になります。
マテリアルは肌・目・まつ毛や歯・口紅などの、
質感のマテリアル設定を変更することが可能です。

最初に選択のスキンの所の項目から説明していきます。
◎スキン(肌の色などを設定できます。)
スキントーン → 肌の色(今回はU:0.12 V:0.78)
Body Texture Index → 体のしわの密度と見た目(8に設定)
Use Texture Index Filters → テクスチャを最適化してくれて今回は使用してません。
Face Texture Index → 顔のしわの密度と見た目(50に設定)
Roughness → 肌の質感のざらつき(0.36に設定)
Show Top Underwear → 上の下着を表示するかどうか
Texture Position Offset → 皮膚テクスチャの位置間隔を変更(0.31に設定)
◎そばかす(見えないように設定しています。)
Density → そばかすの量を設定。(0.0に設定)
Strength → そばかすの透明度を設定。(0.0に設定)
Saturation → そばかすの彩度を設定。
Tone Shift → そばかすの色を調整。
◎アクセント(各箇所を選択して一部箇所の色を変更できます。)
※今回は何も設定していません。
Redness → アクセントの赤みを設定
Saturation → アクセントの彩度を設定
Lightness → アクセントの明るさを設定
◎テクスチャオーバーライド
(指定のテクスチャを皮膚テクスチャに上書きできます)
Enable TextureOverrides → テクスチャオーバーライドを許可するかどうか
Face項目 → 顔に上書きするテクスチャを指定できます。
Body項目 → 体に上書きするテクスチャを指定できます。
続いて目の項目項目の紹介をしていきます。
目については左右や片方の目に虹彩や瞳孔の細かい設定を、
行うことができるようになっています。
◎プリセットと目
→ 様々な目の見た目のプリセットが用意されていて、
ダブルクリックで選択可能です。
目の項目についてはどちら側に適応するのか設定

Iris Rotation → 瞳孔を中心として虹彩の角度設定
Primary Color → 虹彩のベースカラーの設定
Secondary Color → 虹彩のディテール カラー設定
Color Blend → ベースとディテールが適用される領域ブレンド設定
Blend Method → ベースカラーとディテールカラーのブレンド設定
Radial → ベースカラーに基づいて瞳孔周りの色設定
Structural → 虹彩の周りでベースカラーとディテールカラーをブレンド設定
Shadow Details → 虹彩の領域でのシャドウの強度設定
Limbal Ring Size → 虹彩の縁郭に現れる暗い円設定
Limbal Ring Softness → 膜縁リングのぼんやりさなどの設定
Limbal Ring Color → 角膜縁リングの色設定
Global Saturation → 虹彩の全体的な彩度設定
Global Tint → 虹彩全体の色合いをカスタムカラー設定
◎瞳孔(瞳孔の見栄えの設定)
Dilation → 瞳孔が散大する度合いを設定
Feather → 瞳孔のぼんやりさまたは鮮明さの度合い設定
◎角膜
Size → 膜の領域のサイズを設定
Limbus Softness → 角膜と強膜の間の滑らかな遷移を設定
Limbus Color → 角膜縁の領域のカラーを設定
◎強膜 (白目の部分の設定)
Rotation → 白目の細かい血管の角度設定
Tint → 白目の色を設定
Transmission Spread → 黒目外角の濃さの設定
Transmission Color → 黒目外角の色を設定
Vascularity Intensity → 白目の血管の濃さ
Vascularity Coverage → 白目の血管の密度
続いてメイクの部分ですが白塗りにしたり、
目元や口紅などを設定することが可能です。
◎ファンデーション
Apply Foundation → 顔のファンデーションを適応するか(OFFに設定)
Intensity → ファンデーションの濃さ
Color → ファンデーションの色を選択します。
Roughness → ファンデーションのてかり具合
Concealer → キャラクターの目に色を設定で隈などを表現できます。
◎目のファンデーション(アイライナーやアイシャドウ)
※今回はいらないので無しのテンプレートを使用
Primary Color → アイシャドウの色を選択します。
Secondary Color → アイライナーのカラーを選択します。
Roughness → アイシャドウのツヤ感を設定
Opacity → アイシャドウやアイライナーの透明度を設定
◎ブラッシュ(チークに相当)
※今回はいらないので無しのテンプレートを使用
Color → ブラシの色を設定
Intensity → チークの色の濃さを設定
Roughness → ツヤ感を設定
◎唇(口紅)
※今回はいらないので無しのテンプレートを使用
Color → 口紅の色を設定
Roughness → 口紅のツヤ感を設定
Opacity → 口紅の透明度を設定
最後に歯とまつげの項目になります。
設定をする箇所をまつげか歯のどちらかを指定して行います。

◎歯のマテリアルの項目
Teeth Color → 歯の色を設定(変更してません)
Gum Color → 歯茎の色を設定(変更してません)
Plaque Color → 歯垢の色を設定(少しピンク色に設定)
Plaque Amount → 歯垢の量を設定(0.0に設定)
Jaw Open → 口の開けているサイズを設定(0,0に設定)
上記まででマテリアルの設定は完了です。
次に髪型と服装などを設定する項目を説明していきます。
設定項目として大まかにまず設定内容と詳細に分かれます。
設定内容でプリセットを選択してそこから詳細で編集する形になります。
◆選択内容での設定項目
※どの項目もドラッグしてアセット追加が可能です。
metahuman関連のアセットをダウンロードしてドラッグすれば可能です。
ヘア(グルーム)→ プリセットから髪型を選択できます。
◇Straiight Buzz Cutを選択しています
眉(グルーム)→ プリセットから眉毛を選択できます。
◇Medium Full Eyebrowsを選択しています
まつ毛(グルーム)→ プリセットからまつ毛を選択できます。
◇Short Fineを選択しています
口ひげ(グルーム)→ プリセットから口ひげを選択できます。
◇Short Horseshoe Mustacheを選択しています
あごひげ(グルーム)→ プリセットからあごひげを選択できます。
◇今回は使用していません
ピーチファズ(グルーム)→ プリセットから産毛を選択できます。
◇今回は使用していません
コスチュームクロス(グルーム)→ プリセットから服を選択できます。
◇今回は使用していません

◆詳細での設定項目(色などを設定します)
◎MediumFullEyebrows(眉)/ShortFine(まつ毛)/ShortHorseshoemustache(口ひげ)
Dye Color → Melaninが低い状態での色設定
Melanin → 髪色設定で低いほど白く、高い
Redness → 自然な赤みがかった感じを強くするかの設定。
Roughness → 反射性を設定。高いほどいろが濃くなる。
Whiteness → 白髪の割合を設定
Lightness → 白髪の明るさを設定
◎360Waves(髪型)で追加されている設定
UseOmbre → チェックを入れると髪の毛に色を入れます。
Ombre U → Melaninと同様で低いほど明るく、高いほど暗い
Ombre V → Rednessと同様で高いほど赤い紙になる。
Shift → Ombreの影響をどれぐらい受けるかの設定
Contrast → Ombreが適応されている箇所までの境界設定
Intensity → Ombreの色がどれぐらいの濃さになるか設定
Use Highlights → ハイライトの設定を行う
Highlights U → Melaninと同様で低いほど明るく、高いほど暗い
Highlights V → Rednessと同様で高いほど赤い紙になる。
Balance → 染めた髪と地毛のバランスの設定
Intensity → 透明度と同様の設定
Variation → 整数値で各種髪色のバリエーションを設定
これで各種キャラクターの見た目の設定は完了になります。
キャラクターを出力するアセンブリやキャラの操作などは、
次の記事で説明していきます。
一応キャラクターとして動かしている動画などを置いておきます。
最後に
ここまで見ていただきありがとうございました。
だいぶパラメーターが豊富でいろいろできるので、
自分好みのリアルなキャラクターを作ってみてください。